青空 徒然なるままに 次郎

かなり過去に書いたものや、3、4年前に書いたものを綴っています、マッチしないと思いますあえて綴っていきます

夕子の涙

夕子の涙


夕子の涙を見るたびに

僕は悲しくなってくる


夕子の涙を見るたびに


何かをしてあげたくなってくる


けれども何もしてあげられない


僕はソッとそばにいるだけで

黙ってそばにいるだけで

 

夕子が涙を流しても


僕は静かに黙ってそばにいる


僕の心も涙ぐむけれど

僕は涙を見せたくないし


僕は言葉を知らないし

黙ってそばにいるだけで


何もしてあげることができなくて


夕子の涙は美しく

一粒の真珠のよう

けれども何もしてあげられない

 

夕子が涙を流してる

 

けれども僕は何もしてあげられない